「お気づけの傷」 副教会長
  

 7月5日、初代先生のご命日の日の事でした。10時のご祈念にお参りに来られていたご信者さんたちと一緒に、奥城参拝に行きました。それぞれの車でお参りに行っていただいたのですが、私はその後続きで通院しなければいけなかったので、その準備と教会の戸締りなどがあり少し遅れて出発しました。奥城参拝の時はいつも駅の駐車場に車を停めているのですが、その日はなぜか墓地の駐車場の方に車を向けてしまい、慣れない細い道に焦った私は車をこすってしまいました。

その時はショックのあまり言葉にならず、ただただ初代先生の奥城でおわびのご祈念しかできませんでした。その後行った病院では異常に血圧が高くお医者さんに驚かれたほどでした。それほど動揺していたようです。
しかし、教会長に報告し帰宅した後、お広前でご祈念していると色々な思いがわいてきました。相手がいる事故でなくて良かったこと、車のおかげで便利に移動させて頂いていることなどありがたい思いでいっぱいになり、初代先生の奥城でお礼のご祈念ができなかったことに対するおわびのご祈念もさせていただきました。

6月30日には交通安全祈願祭を仕えさせていただいたばかりでしたし、7月1日から夏季信行期間に入ったばかりでした。そのうえ初代先生のご命日の日に起こった事故です。本当に心して受け止めなければいけないと思いました。

事故のあった後、一緒に奥城参拝に行ったご信者さんが車の処置をしに来て下さったり、教会長が車を修理に出している間、困らないようにと大阪に置いていたスクーターに乗って帰ってきてくれたりしました。ハンドルを握っているのは私でも、たくさんの人のお世話になって運転させていただいているということも改めて実感させていただきました。
 
 
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